日本の英学200年記念合同大会
日本英学史学会第45回全国大会・日本英語教育史学会第24回全国大会
期日: 2008年10月25日(土)〜27日(月)
会場: 長崎大学 文教キャンパス(環境科学部)
〒852-8521 長崎市文教町1-14 TEL.095-819-2722(姫野研究室)
参加費: 会員2,000円、非会員無料
※会場への交通アクセスはこちらをご覧ください(長崎大学ウェブサイトより)
◆第1日 10月25日(土)
受付開始(12:00) 開会式(14:00〜14:30)
「日本の英学200年」記念シンポジウム(14:40〜16:40)
1. 蘭通詞から英通詞へ―博物館所蔵資料を中心に―
長崎歴史文化研究所主任研究員 平岡隆二
2. 長崎のミッションスクール
九州大学名誉教授 坂井信生
3. 居留地の英語コミュニケーション
長崎総合科学大学教授 ブライアン・バークガフニ
4. 写真の中の英学史
長崎大学環境科学部教授 姫野順一
研究発表(17:00〜18:15)
[A室:フェートン号]
1. フェートン号事件とオランダ商館
元早稲田大学 河元由美子
2.「長崎(日本)滞在中の見聞」(フェートン号)が伝えるもの―海軍と英学の視点から―
比治山大学名誉教授 寺田芳徳
[B室:戦後英語教育]
1. 戦後学習英和辞典研究(2)『初級クラウン英和辞典』、『新クラウン英和辞典』及び『カレッジクラウン英和辞典について』
立正大学 今野鉄男
2. 高校入試への英語導入の経緯について
東京女子体育大学 河村和也
3. これからの英語教師と英語教育―学習指導要領の特徴的推移と教員免許更新法から見て―
工学院大学 佐藤惠一
懇親会(18:30〜20:00 文教キャンパス内生協食堂)
◆第2日 10月26日(日)
研究発表(1)(9:00〜10:15)
[A室(1):文学・芸術と英学]
1. 社会主義ユートピア思想の英学受容
大東文化大学 中垣恒太郎
2. 北一輝の「エスペラント採用」論を位置づける―英語排斥論の系譜の中で―
日本エスペラント学会 臼井裕之
3.「ハーンは日本美術に何を見たか」再考
富山国際大学 高成玲子
[B室(1):英語教育]
1. 小学校英語教育の正常化へ向けて―ユネスコ事業参加(1963〜66)の史的意義―
聖徳大学 島岡 丘
2.「英語教育」という思想―「英学」パラダイム転換期の国民的言語文化の形成―
拓殖大学 音在謙介・小林敏宏
3.「英語教授」と「英語教育」―用語の推移について―
広島大学名誉教授 松村幹男
[C室(1):江戸期英学]
1. モリソン号事件前史
国学院大学名誉教授 山下重一
2. オルコックと田中廉太郎
日本英学史学会名誉会員・日本英語教育史学会会員 西岡淑雄
3. ホフマンの蘭英対話集(1861年)について
浜松大学 小野澤 隆
研究発表(2)(10:25〜11:40)
[A室(2):袖珍・堀達之助]
1. 堀達之助寸描―その波乱万丈の人生―
学習塾・賢勇スクール 中村賢一
2.『英和対訳袖珍辞書』の『百学連環』・『哲学字彙』への影響
工学院大学 遠藤智夫
3.『英和対訳袖珍辞書』に光る英学半世紀の成果
日本英学史学会会員 三好 彰
[B室(2):英学校等]
1. The Kumamoto Yogakko: Japan's First
Total Immersion School?
熊本学園大学 米岡ジュリ
2. 修猷館の英語教育―明治30年に焦点をあてて―
有明工業高等専門学校 安部規子
3. 森修一と庄原英学校
県立広島大学 馬本 勉
[C室(2):戦中・戦後英語教育]
1. 日本軍中国占領地の英語教科書(その2)
和歌山大学 江利川春雄
2. 英語教育史的に見た井上成美
防衛大学校 水野修身
3. ガイガー女史による英語教育講習会―昭和20年代英語教育史―
福岡県立明善高等学校 隈 慶秀
<記念写真撮影(会場横校庭)・昼食・休憩>
研究発表(3)(13:00〜13:50)
[A室(3):黎明期英学]
1.『諳厄利亜語林大成』の底本に関して
九州産業大学 神澤芳賢
2. 開成所『英吉利單語篇』と『對譯名物圖編』・『英國單語圖解』
香川大学 竹中龍範
[B室(3):英語教科書1]
1. デニングのEnglish Readersと田中稲城
立命館大学 保坂芳男
2. 英語教科書のリーダビリティの変遷―新開発指標から見た場合―
福山平成大学 小篠敏明
研究発表(4)(14:00〜15:15)
[A室(4):幕末・維新の長崎]
1.「ラナルド・マクドナルドの生徒たち」補訂
日本英学史学会会員 石原千里
2. フルベッキと長崎―致遠館と済美館を中心に―
桃山学院大学・近畿大学 村瀬寿代
3. 幕末・維新期の熊本藩長崎遊学生―英学修業の志士たち―
元崇城大学 西 忠温
[B室(4):英語教科書2]
1. ニュウ ナショナル リーダーの発行にかかわった人々―Harlan
H. Ballard を中心として―
上海甘泉外国語中学 本多仁禮士
2. 日本英語音声教育史『英語発音秘訣』の著者菊地武信の足跡を求めて(2)
専修大学 田邉祐司
3. シーボルト伝聞のフェートン号事件―再来日時の日記、ペリーの質問
東海大学名誉教授 向井 晃
閉会式(15:20〜15:30)
◆第3日 10月27日(月)
見学会(9:00〜13:00)
(長崎大学経済学部附属図書館「武藤長蔵文庫」、長崎歴史文化博物館、諏訪神社、シーボルト記念館、旧外国人居留地(南山手・東山手)、出島など)