日本英語教育史学会 第255回 研究例会のご案内
日 時: 2015年11月15日(日)14:00〜17:00 会 場: 東京電機大学 東京千住キャンパス(東京都足立区千住旭町5番) 1号館2階 10224室〔1224セミナー室〕 ★会場となる教室は7月例会時と異なります。入館に際しては正面入口をご利用ください。 参 加
費: 無料 |
英語教育史入門セミナー(第4回)
日本英語音声教育史への誘い:日本人は英語音声を教育にどう取り入れてきたのか
田邉 祐司 氏(専修大学)
【概要】今回の講座では,英語教育史の各分野の中でも十分な光があてられてきたとは言えない音声研究・指導領域を取り上げます。なぜ,わたしは音声に"はまって"しまったのか,どんなスタンスで,何を読み,どのような方法論を採り,何を収集してきたのかという最初の一歩から講座をはじめます。次に英語音声の研究,教室への導入に関して,これまでわかったことの"ビッグ・ピクチャ"を提示します。最後に,「グローバル化」が謳われる新指導要領の公表を前にして,"4技能統合型","Active
Learning",さらには"Flipped
Learning"など,次の約10年を彩るであろう指導理念と音声指導の中味をいかに摺り合わせるのか,そこに歴史の研究がどう役立つのかについてもふれ,若い方々に託したいことを伝えたいと思います。
自著を語る
学習英文法における逆欠如現象:
川嶋正士著『「5文型」論考―Parallel Grammar Series, Part IIの検証』を素材に
提 案 者:
川嶋 正士 氏(日本大学)
指定討論者:
小田 勝巳 氏(工学院大学)
【概要】日本で幕末に本格的に英学が始まって以来,英語教育においても多くが導入されてきた。その中で我が国で知らぬ者がいないほど広まった「5文型」は祖型が提唱された英国をはじめ,海外の英語教育においてまったくと言ってよいほど認知されていない。何が原因でこの「逆欠如」現象が起きたのか,拙著「5文型論考」を素材に祖型誕生の背景から見られる問題を英文法史のみならず英国における教育史の巨視的な視点から考察したい。
<問合せ先> 東京電機大学 工学部 英語系列 河村研究室(河村和也)
メール:reikai@hiset.jp 電話:03-5284-5641
<会場案内> 次のリンク先をご参照ください。
【会場案内】(東京電機大学ウェブサイトより)
【交通案内】JR常磐線・東武スカイツリーライン・地下鉄日比谷線・地下鉄千代田線
「北千住駅」東口(電大口) 徒歩1分
◆研究例会はどなたでもご参加いただけます(予約不要)。
◆例会終了後に懇親会を行います。こちらにも奮ってご参加ください。
>> 研究例会での発表希望者は,(1) 発表希望月,(2) タイトル,(3) 発表の概要(100〜200字程度),(4) 使用予定機器,以上の4点を明記の上,発表希望の前々月10日(例:1月発表希望であれば,11月10日)までに,日本英語教育史学会例会担当までお申し込みください。(reikai@hiset.jp)
>> 第256回 研究例会
2016(平成28)年1月10日(日)
東京都で開催予定
詳細はウェブサイト,ならびに「日本英語教育史学会会報」272号にてお知らせします。